調帳(読み)チョウチョウ

デジタル大辞泉 「調帳」の意味・読み・例文・類語

ちょう‐ちょう〔テウチヤウ〕【調帳】

律令制で、四度しど公文くもんの一。毎年諸国国司中央に貢進する調品目を記して中央政府に提出した帳簿調庸帳

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精選版 日本国語大辞典 「調帳」の意味・読み・例文・類語

ちょう‐ちょうテウチャウ【調帳】

  1. 〘 名詞 〙 令制で、四度公文(しどのくもん)一つ。毎年、諸国の国司が中央に貢進する調・庸の物品の品目名・数量を記して中央政府に提出した帳簿。調庸帳。
    1. [初出の実例]「天平五年 八月 一二日進上公文漆巻 肆紙〈調帳肆巻 運調脚帳壱巻〉」(出典:正倉院文書‐天平六年(734)出雲国計会帳)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「調帳」の意味・わかりやすい解説

調帳
ちょうちょう

四度公文 (よどのくもん) の一つ。律令制のもとで,四度使の一つである貢調使管内から徴収した調庸物の数量,名称を記し,中央に送った帳簿。中務 (なかつかさ) 省民部省に保管された。調庸制の衰退に伴って消滅

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