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種概念 シュガイネン

デジタル大辞泉の解説

しゅ‐がいねん【種概念】

論理学で、ある概念外延のうちに別の概念の外延が含まれる場合、前の上位概念に対して後の下位概念をいう。例えば、「生物」に対する「動物」の。→類概念

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大辞林 第三版の解説

しゅがいねん【種概念】

〘論〙 二つの概念の間に従属関係が成り立つ場合、下位の概念をいう。例えば、「動物」に対する「人間」の類。種。 ⇔ 類概念

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

種概念
しゅがいねん
specific concept

「類概念」と対にして用いられることばである。二つの概念甲と乙とがあり、甲の外延が乙の外延を含んでこれより広い場合、すなわち、乙の外延が甲の外延の真部分集合となっているとき、乙を甲に対して概念といい、甲のほうは乙に対する類概念であるという。たとえば、人類は哺乳(ほにゅう)類の一部であるから、「人類」は「哺乳類」に対して種概念になる。しかし、「哺乳類」は「動物」に対しては種概念になるし、「動物」も「生物」に対しては種概念である。要するに、相対的に使われることばである。[吉田夏彦]

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世界大百科事典内の種概念の言及

【概念】より

…アリストテレスに由来する,現代以前の伝統的形式論理学では概念に対してさまざまな分類が行われてきた。たとえば,〈生物〉〈動物〉〈犬〉等のように概括度,包括度の高低による上位概念と下位概念(類概念と種概念)の区別,肯定概念と否定概念の区別等がそれである。これらのうちには下位集合,補集合等の用語で新たに規定し直されるものもあるが,分類の意義や根拠の明確でないもの,錯誤を招く恐れのあるものもある。…

※「種概念」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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