稲田楯成(読み)いなだ たてなり

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「稲田楯成」の解説

稲田楯成 いなだ-たてなり

1841-1868 幕末武士
天保(てんぽう)12年生まれ。土佐高知藩士。慶応4年箕浦猪之吉(みのうら-いのきち)隊長のもとで堺(さかい)の警備にあたる。2月15日上陸してきたフランス軍艦の水兵殺傷(堺事件)。フランスの要求に屈した新政府の命で同年2月23日同藩の10名とともに切腹。28歳。通称は貫之丞(かんのじょう)。
格言など】時ありて咲き散るとても桜花何か惜しまむ大和魂(辞世)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android