空気ハンマー(読み)くうきはんまー(英語表記)air hammer

日本大百科全書(ニッポニカ)「空気ハンマー」の解説

空気ハンマー
くうきはんまー
air hammer
pneumatic power hammer
pneumatic hammer

圧縮空気を利用してハンマーを動かし品物をたたく機械で、金属材料の熱間鍛造に用いる。機械の大きさは落下する部分の総重量で表し、0.5ないし2重量トン程度のものが多いが、30トンを超す大型のものもある。機械の上部のシリンダーの中に圧縮空気によって上下に動かされるピストンがあり、その下方にハンマーがつく。シリンダーのすぐわきには、ピストンの上下に圧縮空気を送り込むための弁があり、この弁の操作によりハンマーの落下速度や打撃力を加減したり、ハンマーを最上位で停止させたり、最下位で品物を押さえたまま停止させたりもできる。歴史的にはワットの蒸気機関を応用した蒸気ハンマーとよばれる機械として開発されたのが最初であり、その後、蒸気のかわりに圧縮空気を用いる空気ハンマーが開発され、これのほうが経済的に優れている。

[高橋裕男]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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