空青(読み)くうせい

精選版 日本国語大辞典 「空青」の意味・読み・例文・類語

くう‐せい【空青】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 鉱石一つ銅鉱の中から産出するもので、薬用顔料などの原料とした。
    1. [初出の実例]「合空青壱拾壱両 通分」(出典:大安寺伽藍縁起并流記資財帳‐天平一九年(747))
    2. [その他の文献]〔江淹‐扇上綵画賦〕
  3. 青空大空。〔杜甫‐不離西閣詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「空青」の読み・字形・画数・意味

【空青】くうせい

青空。唐・杜甫〔西閣を離れず、二首、二〕詩 江雲、素を飄(ひるがへ)し 石壁を斷つ 滄、先づ日をへ 銀河、倒(さかしま)に星を列ぬ

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