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突然変異育種 とつぜんへんいいくしゅ mutation breeding

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知恵蔵2015の解説

突然変異育種

人為的に突然変異を生じさせて品種改良する手法。突然変異は自然界でも低い頻度で生じるが、その発生確率は1遺伝子で1世代当たり、およそ10万〜100万分の1であり、品種改良のために利用するには発生頻度が低すぎる。突然変異の頻度は放射線の線量や照射時間、突然変異誘発剤の濃度や処理時間などに応じて増大する。多数の突然変異体を得て、有用なものを選別していく。作物の品種改良に利用されるだけでなく、ペニシリンストレプトマイシンなどの抗生物質、特定のアミノ酸たんぱく質などの有用物質を生産する微生物の開発や改良などにも利用されている。

(川口啓明 科学ジャーナリスト / 菊地昌子 科学ジャーナリスト / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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世界大百科事典 第2版の解説

とつぜんへんいいくしゅ【突然変異育種 mutation breeding】

品種改良の手法の一つ。農作物,家畜に起こる突然変異を利用して新品種をつくりだす育種方法。突然変異は自然に起こることもあるが,人為的に誘起させることも可能で,変異の中には有用なものも低率ではあるが含まれており,これが育種に利用される。栄養繁殖を行う作物では自然突然変異を見つけだすことが育種上有効であることが多い。果樹などは1個体中の一つの芽が突然変異を起こしても,その変異の性質を変えないように栄養繁殖で増殖させることが可能である。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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