竜泉冷淬(読み)りゅうせん りょうずい

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「竜泉冷淬」の解説

竜泉冷淬 りゅうせん-りょうずい

?-1366* 南北朝時代の僧。
醍醐(ごだいご)天皇の皇子という。臨済(りんざい)宗。虎関師錬(こかん-しれん)にまなび,その法をつぐ。東福寺首座(しゅそ)をへて,筑前(ちくぜん)(福岡県)承天寺,京都万寿寺などの住持となる。師の著「元亨(げんこう)釈書」を大蔵経におさめる勅許をえた。貞治(じょうじ)4=正平(しょうへい)20年12月11日死去。尾張(おわり)(愛知県)出身。著作に「松山集」,編著に「海蔵和尚紀年録」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例