竜神社(読み)りゆうじんしや

日本歴史地名大系 「竜神社」の解説

竜神社
りゆうじんしや

[現在地名]秋田市土崎港中央一丁目

国道七号から北へ小路を入り右手にある。祭神は高神。

弘化三年(一八四六)絵図にはあらし町の東側に竜神社がある。北側を東西に走る竜神通は当社にちなむ名称。「秋田風土記」には「一書曰、湊竜神宮は蒼竜寺の持宮なり、神主肥後、例祭五月十一日(中略)当社ハ大同年中田村将軍北夷征伐の時勧請ある処の古社なり、後湊城主秋田城之助崇敬あり、蒼竜寺ハ秋田家の菩提所なり、秋田家常州宍戸へ移府の後四十年任僧、中絶なから竜(神)ハ水戸の神なれハ毎年の祭式怠らず」とある。

竜神社
りゆうじんしや

[現在地名]猿島町生子

八坂やさか社南方に鎮座八竜はちりゆう神社とも称する。祭神高闇命。旧村社。社伝によれば天慶年間(九三八―九四七)の創祀。氏子は三ヵ坪からなり、それぞれ毎年正月二〇日に備社講があって祭を行い、慶長九年(一六〇四)からの記録が保存されていると伝える。寛文二年(一六六二)社地七反歩余が除地となり、延宝六年(一六七八)一二月造営。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android