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竟宴 キョウエン

デジタル大辞泉の解説

きょう‐えん〔キヤウ‐〕【×竟宴】

平安時代、宮中で進講勅撰集撰進が終わったあとで催される酒宴諸臣詩歌を詠ませたりを賜ったりした。
祭りのあとで催される宴会直会(なおらい)。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

きょうえん【竟宴】

〔竟おわりに催す宴会の意〕
宮中で日本書紀や漢籍などの講義、勅撰和歌集の撰述が終わったときなどに、宴を設け諸臣にその書にちなむ詩歌を詠ませ、禄ろくを与えるもの。
祭事・神事が終わってそのあとで行われる宴会。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

世界大百科事典内の竟宴の言及

【日本紀講筵】より

…盛時の形態は,《書紀》に詳しい学識者を博士,都講,尚復などに任命し,ふつう2,3年にわたって外記曹局,内史局,宜陽殿東廂などで頻繁に集会が持たれ,太政大臣以下多くの公卿・官人が出席して,博士の講義を中心に活発な議論が行われた。全30巻の講究が終了すると,元慶,延喜,承平のときには,侍従所に大臣以下が参集して,盛大な竟宴(きようえん)(講書終了時に催す酒宴)が行われた。宴席では,《書紀》中の聖徳帝王,有名諸臣を題として各自が和歌を作り,その詠歌の声に応じて大歌御琴師が倭琴を弾じ,終わって博士,尚復らが禄を賜って退出した。…

※「竟宴」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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