精選版 日本国語大辞典 「競合・糶合」の意味・読み・例文・類語
せり‐あ・う ‥あふ【競合・糶合】
〘自ワ五(ハ四)〙
① 互いに競争する。先をあらそう。きそいあう。〔日葡辞書(1603‐04)〕
② あらそう。小ぜりあいをする。また、たたかう。
※三河物語(1626頃)二「西尾之城と日々夜々にせりあいければ」
③ 言い争う。口論をする。口喧嘩をする。
※浮世草子・新色五巻書(1698)三「声高々とせりあいけるにぞ」
※浄瑠璃・夏祭浪花鑑(1745)六「其口が猶憎いと、せり合中へ〈略〉女房共今戻った」
せり‐あい ‥あひ【競合・糶合】
〘名〙
① せりあうこと。互いに競争すること。先をあらそうこと。
※浮世草子・新色五巻書(1698)三「惣十郎が手にすがりて我がちのせり合」
③ 論争。口喧嘩。また、小ぜりあい。
※和英語林集成(再版)(1872)「ヨメ シュウトメノ seriai(セリアイ)」
④ せり売りで、買い手が品物の値を競うこと。→せりうり(競売)①
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