筆路(読み)ヒツロ

デジタル大辞泉 「筆路」の意味・読み・例文・類語

ひつ‐ろ【筆路】

筆づかい。運筆
文章表現のすじみち。文脈
「―の進退意のごとくならず」〈逍遥小説神髄

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「筆路」の意味・読み・例文・類語

ひつ‐ろ【筆路】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 絵画・書における筆のつかいぶり。運筆のすじみち。〔続画品‐謝赫〕
  3. 詩文を作る際の表現の脈絡。文脈。
    1. [初出の実例]「筆路(ヒツロ)の進退意のごとくならず」(出典:小説神髄(1885‐86)〈坪内逍遙〉下)
    2. [その他の文献]〔玉海‐辞学指南、作文法〕
  4. 漢詩文の世界。詩文・学者の道。
    1. [初出の実例]「若無惟月恩光至。筆路詩場定寂寥」(出典:江吏部集(1010‐11頃)上・月下即事)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「筆路」の読み・字形・画数・意味

【筆路】ひつろ

筆法

字通「筆」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android