筆路(読み)ヒツロ

デジタル大辞泉 「筆路」の意味・読み・例文・類語

ひつ‐ろ【筆路】

筆づかい。運筆
文章表現のすじみち。文脈
「―の進退意のごとくならず」〈逍遥小説神髄

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「筆路」の意味・読み・例文・類語

ひつ‐ろ【筆路】

〘名〙
絵画・書における筆のつかいぶり。運筆のすじみち。〔続画品‐謝赫〕
詩文を作る際の表現の脈絡。文脈。
※小説神髄(1885‐86)〈坪内逍遙〉下「筆路(ヒツロ)の進退意のごとくならず」 〔玉海‐辞学指南、作文法〕
漢詩文の世界。詩文・学者の道。
※江吏部集(1010‐11頃)上・月下即事「若無惟月恩光至。筆路詩場定寂寥」

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普及版 字通 「筆路」の読み・字形・画数・意味

【筆路】ひつろ

筆法

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