等加速度運動(読み)トウカソクドウンドウ(英語表記)motion of uniform acceleration

デジタル大辞泉 「等加速度運動」の意味・読み・例文・類語

とうかそくど‐うんどう【等加速度運動】

加速度一定で、速度時間に比例して増加または減少していく運動。真空中の落体の運動など。

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精選版 日本国語大辞典 「等加速度運動」の意味・読み・例文・類語

とうかそくど‐うんどう【等加速度運動】

  1. 〘 名詞 〙 加速度が一定な運動。運動の第二法則によれば、物体に働く力が一定な場合に起こる。例えば放物運動は、空気抵抗を無視すれば加速度が鉛直下向きの等加速度運動である。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「等加速度運動」の意味・わかりやすい解説

等加速度運動
とうかそくどうんどう
motion of uniform acceleration

加速度が一定な運動で,一定の大きさと方向をもつ力を受けている物体がする運動。たとえば,一様な重力が働く地球上での物体の運動や,一様な電場の中での荷電体の運動などがある。初速度ゼロまたは加速度と同じ方向ならば物体は直線運動をする。落体の運動はその例である。初速度が加速度の方向と違えば放物線運動となる。放射体の運動はその例である。等加速運動と誤用されやすい。

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世界大百科事典(旧版)内の等加速度運動の言及

【運動】より

…ここでaは平均加速度をとし,の⊿tを0に近づけたときの極限値である。簡単な直線運動の例としてa(t)=a0の等加速度運動を考えると,t=0での位置座標x0,速度v0とすると,x(t)=x0v0t+1/2(a0t2),v(t)=v0a0tとなる。また,振幅A,角振動数ωの単振動では,x(t)=Acosωt,v(t)=-Aωsinωt,a(t)=-Aω2cosωt=-ω2x(t)である。…

※「等加速度運動」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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