策士(読み)サクシ

精選版 日本国語大辞典 「策士」の意味・読み・例文・類語

さく‐し【策士】

  1. 〘 名詞 〙 はかりごとをたくみにする人。策略に富んだ人。
    1. [初出の実例]「ソコで色々な策士(サクシ)論客忠臣義士が躍気となって」(出典福翁自伝(1899)〈福沢諭吉王政維新)
    2. [その他の文献]〔史記‐樗甘列伝賛〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「策士」の読み・字形・画数・意味

【策士】さくし

謀略の士。〔史記、甘羅伝論賛〕甘羅年少(わか)し。然るに一たび奇計を出だし、聲(名)後世(とな)ふ。篤行君子に非ずと雖も、然れども亦た戰國の策士なり。秦の彊(つよ)きに方(あた)り、天下尤も謀詐に趨(おもむ)ける哉(かな)。

字通「策」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android