箱根竹(読み)ハコネダケ

デジタル大辞泉 「箱根竹」の意味・読み・例文・類語

はこね‐だけ【箱根竹】

アズマネザサの一品種。高さ2~4メートル。節間は長く、節ごとに枝を密生。春、緑紫色の穂をつける。地下茎パイプなど細工物に利用され、箱根周辺に特に多い。

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精選版 日本国語大辞典 「箱根竹」の意味・読み・例文・類語

はこね‐だけ【箱根竹】

  1. 〘 名詞 〙 イネ科メダケ属の一種。箱根山付近の火山地帯にはえる。根茎は長く匍匐し、稈を密生する。稈は高さ二~四メートル、径約一センチメートル。節間は長く節ごとに二~七本の枝を束生し、葉は狭披針形で長さ五~二〇センチメートル。淡緑色で長さ四~七センチメートルの広線形の小穂を密生した花穂をつける。
    1. [初出の実例]「箱根竹を一寸五分ばかりに切」(出典:狂歌・近世商賈尽狂歌合(1852)附録)

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動植物名よみかた辞典 普及版 「箱根竹」の解説

箱根竹 (ハコネダケ)

学名Pleioblastus chino f.vaginatus
植物。イネ科の常緑竹

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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