節奏(読み)セッソウ

精選版 日本国語大辞典 「節奏」の意味・読み・例文・類語

せっ‐そう【節奏】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 音楽ふし。しらべ。
    1. [初出の実例]「若の節奏あて音律にかなふ也」(出典:清原国賢書写本荘子抄(1530)九)
    2. [その他の文献]〔礼記‐楽記〕
  3. 一定拍子、音の強弱反復を伴って持続される秩序ある音の運動。リズム。
    1. [初出の実例]「楽工一隊、壇を挟み鼓楽するもの数百人、音頭は壇上にありて、其節奏を令す」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉一)

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普及版 字通 「節奏」の読み・字形・画数・意味

【節奏】せつそう

音の高下緩急。〔礼記楽記〕樂なるは心の動なり。聲なるは樂の象なり。奏は、聲のりなり。君子其の本を動かして、其の象を樂しみ、然る後に其のりを治む。

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世界大百科事典(旧版)内の節奏の言及

【リズム】より

…リズムは本来,呼吸,脈搏,運動をはじめ生命現象すべてのなかに存在しているが,さらに地球の運動や潮汐のなかにその根源を認めることができる。律動,節奏,節度などの訳語があてられることが多いが,日本の洋楽黎明期には〈拍子〉や〈口調〉の訳語があてられたこともあった。西欧諸語のリズムは古代ギリシア語のリュトモスrhythmosに由来する。…

※「節奏」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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