節旄(読み)セツボウ

デジタル大辞泉 「節旄」の意味・読み・例文・類語

せつ‐ぼう【節×旄】

昔、中国で、天子から将軍使節に、任命のしるしとして与えられた旗。ヤクの毛を竿さおの先につけたもの。

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精選版 日本国語大辞典 「節旄」の意味・読み・例文・類語

せつ‐ぼう【節旄】

  1. 〘 名詞 〙 昔、中国で、天子から任命のしるしとして征将、使節に与えられた旗。旄牛(からうし)の尾の毛を竿の先につけたもの。節麾(せっき)。〔慶応再版英和対訳辞書(1867)〕
    1. [初出の実例]「何時迄も節旄を持して曠野に飢ゑるのと」(出典:李陵(1943)〈中島敦〉)
    2. [その他の文献]〔漢書‐蘇武伝〕

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普及版 字通 「節旄」の読み・字形・画数・意味

【節旄】せつぼう(ばう)

使者のしるし。八尺杖頭に旄牛の尾をつける。〔漢書武伝〕武、上に至る。廩至らず。野鼠を掘りて~之れをらふ。に杖つきて羊を牧す。臥に操持し、旄盡(ことごと)くつ。~丁令、武の牛羊を盜む。武復た窮厄す。

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