節鉞(読み)せつえつ

精選版 日本国語大辞典 「節鉞」の意味・読み・例文・類語

せつ‐えつ ‥ヱツ【節鉞】

〘名〙 古代威信を表わすために、出征する大将軍天皇皇帝みずから賜わったまさかり
職原鈔(1340)下「外武官〈略〉又将帥有節鉞之制、節度者所以示其信也。斧鉞者所以専刑戮」 〔魏志‐袁尚伝〕

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普及版 字通 「節鉞」の読み・字形・画数・意味

【節鉞】せつえつ(ゑつ)

符節として将軍に与えられる斧鉞。〔孔叢子、問軍礼〕天子、階に當りて南面し、命じて之れに鉞を授く。大將受く。天子乃ち東面西向して、之れに揖(いふ)す。せざることを示すなり。

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