精選版 日本国語大辞典 「籠脱・駕籠脱」の意味・読み・例文・類語
かご‐ぬけ【籠脱・駕籠脱】
〘名〙
① 見世物芸の名称。
※俳諧・西鶴大矢数(1681)第三七「時の声上を下へとかへしけり 夫篭ぬけのてんてんてれつく」
(ロ) 見世物芸の一つで、小鳥などに、籠の中で、紙捻(こより)で作った輪をくぐらせるもの。
(ハ) 奇術の一つで、体を縛られて入れられた竹籠の中からすばやく抜け出るもの。
② 駕籠(かご)や建物などの中に居るように見せかけて、こっそり抜け出ること。
③ 籠を破って逃げ出ること。また、遊女が遊里から逃げ出ること。
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