精留塔(読み)せいりゅうとう

精選版 日本国語大辞典 「精留塔」の意味・読み・例文・類語

せいりゅう‐とうセイリウタフ【精留塔】

  1. 〘 名詞 〙 精留を行なうための塔状の蒸留装置。原料液を仕込む塔、それを加熱するための罐(かま)、塔からの蒸気を凝縮する分縮器からなる。蒸留塔

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化学辞典 第2版 「精留塔」の解説

精留塔
セイリュウトウ
rectifying column(tower)

精留を行う塔型の装置蒸留塔ともいう.図のようにスチル(蒸留缶,蒸留がまともいう),塔,凝縮器より構成される.スチルで蒸発して塔内を上昇する蒸気と,塔内を流下する還流液とが接触し,蒸気中の組成塔頂に近いほど低沸点の成分を多く含むようになり,還流液中の組成は塔底に近いほど高沸点成分を多く含むようになる.塔の形式には段塔(図)と充填塔などがあり,操作としては連続(連続操作)と回分とがある.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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