糸瓜の皮(読み)ヘチマノカワ

デジタル大辞泉 「糸瓜の皮」の意味・読み・例文・類語

へちま‐の‐かわ〔‐かは〕【糸瓜の皮】

ヘチマ果実外皮
ヘチマの果実から外皮や種子を取り去って、繊維だけにしたもの。あかすりや靴の底敷きなどに用いる。
へちま2」に同じ。
「恩も礼義忠孝も死ぬる身には―」〈浄・丹波与作

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精選版 日本国語大辞典 「糸瓜の皮」の意味・読み・例文・類語

へちま【糸瓜】 の 皮(かわ)

  1. ヘチマの外皮。
  2. ヘチマの種子などを取り除いたあとの繊維。垢すりなどに用いる。〔日葡辞書(1603‐04)〕
  3. つまらないもの、とるにたりないもの、役にたたないもののたとえ。問題にもしない、という時にもいう。へちまの皮袋。へちまの根。
    1. [初出の実例]「此上は命もなんのへちまの皮(カハ)とにくからぬ心ざし」(出典浮世草子・元祿大平記(1702)四)

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