デジタル大辞泉 「紅返し」の意味・読み・例文・類語 もみ‐がえし〔‐がへし〕【▽紅返し】 女物の和服で、紅色の裏を表に返して縁取りしたもの。べにがえし。「―の下着に箔形はくがたの白小袖をかさね」〈浮・一代女・一〉 べに‐がえし〔‐がへし〕【紅返し】 ⇒もみがえし 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「紅返し」の意味・読み・例文・類語 もみ‐がえし‥がへし【紅返】 〘 名詞 〙 衣服で、紅色の裏地を吹き返したもの。紅裏(もみうら)の吹き返し。べにがえし。[初出の実例]「紅(モミ)がへしの下着に箔形の白小袖をかさね」(出典:浮世草子・好色一代女(1686)一) べに‐がえし‥がへし【紅返】 〘 名詞 〙 女の着物などで、袖口(そでぐち)、裾(すそ)から衽(おくみ)にかけた部分などの裏に紅色の布をつけ、表に折り返して見えるようにしたもの。衣服の紅色の引き返し。もみがえし。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例