納棺(読み)ノウカン

デジタル大辞泉 「納棺」の意味・読み・例文・類語

のう‐かん〔ナフクワン〕【納棺】

[名](スル)遺体を棺の中に納めること。入棺。「遺族の手で納棺する」

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精選版 日本国語大辞典 「納棺」の意味・読み・例文・類語

のう‐かんナフクヮン【納棺】

  1. 〘 名詞 〙 死体を棺に納めること。入棺(じゅかん)
    1. [初出の実例]「納棺(ナフクヮン)されてあった父に三吉は対面したのである」(出典:三月変(1929)〈岡田三郎〉)

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葬儀辞典 「納棺」の解説

納棺

一般には枕経の後、通夜の前に遺族や親族の手で、遺体を棺に納めます。その際、故人生前、大切にしていた物を入れることもあります。ただし、金属・ガラス製品類を入れるのを控えます。また、地域によっては、納棺専門の業者が行う場合もあります。

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世界大百科事典(旧版)内の納棺の言及

【葬式】より

…額には三角頭巾をし,手甲,脚絆(きやはん),わらじばきで,六道銭の入った頭陀袋(ずだぶくろ)もつける。これらのほかは何もつけずに納棺する所もある(滋賀県志賀町北小松)。村床が頭をそり,若い女性には化粧をして納棺する。…

※「納棺」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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