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純正調オルガン ジュンセイチョウオルガン

デジタル大辞泉の解説

じゅんせいちょう‐オルガン〔ジユンセイテウ‐〕【純正調オルガン】

純正調による演奏の可能なオルガン。明治22年(1889)田中正平ドイツで発明。

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大辞林 第三版の解説

じゅんせいちょうオルガン【純正調オルガン】

田中正平(1862~1945)によって考案されたオルガン。オクターブに二〇個の鍵を有し、純正律にほぼ等しい、澄んだ美しい協和音が得られる。1892年(明治25)完成。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

純正調オルガン
じゅんせいちょうおるがん

純正調での演奏の可能なハルモニウムおよびオルガンの総称。普通は田中正平(しょうへい)がドイツ留学中に創案し、論文『純正調の領域の研究』(1890)とともに発表し、ハンス・フォン・ビューローによって「エンハルモニウム」Enharmoniumと名づけられた楽器をさす。この楽器は、微分音を区別するために黒鍵(こっけん)が2または3に分割されており、1オクターブ間に20の鍵を有する。このため、平均律で調律された普通の1オクターブ12鍵のオルガンでは出せない、ほぼ純正調の音律が出せるようにくふうされている。演奏には特別な楽譜を用いる。田中は帰国後、日本でもさらに改良を加えて数台製作したが、実用化までは至らなかった。なおこの楽器は今日、東京芸術大学など数か所に保存されている。[川口明子]

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