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純正調 じゅんせいちょう just intonation

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

純正調
じゅんせいちょう
just intonation

楽器の調律に用いられる音律体系の一つ。すべての5度と3度を和声的に純粋に整数比,すなわち5度は2:3,長3度は4:5,短3度は5:6に調律しようとする試み。

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デジタル大辞泉の解説

じゅんせい‐ちょう〔‐テウ〕【純正調】

音階中の各音の音程関係を整数比とし、和音の協和度を高くした音律。純正律。

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大辞林 第三版の解説

じゅんせいちょう【純正調】

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

純正調
じゅんせいちょう
just (pure temperament) intonation英語
reine (natrliche) Stimmungドイツ語

ヨーロッパの音律体系の一つ。純正律(じゅんせいりつ)ともいう。音程関係(振動数比)が簡単な整数比であるとよく協和するという物理学上の原理により求められた、和声的に「純正」な音律。すなわち、もっとも協和度の高い純正5度(振動数比2対3)と純正長3度(振動数比4対5)の組合せを転回させ、音階上の構成音を導き出し、それらを1オクターブ内に収めて純正調長音階を求める。純正調短音階は、同様に純正5度と純正短3度(振動数比5対6)から求められる。純正調は、音高を自由に変えられる無伴奏合唱(ア・カペラ)や弦楽合奏などでは、その和声的美しさが生かされるが、一方、音高を固定した楽器では、全音の幅が不等分で転調が困難であるなどの問題点のため、実用化がむずかしい。そのため鍵盤(けんばん)楽器を中心として、一般的には1オクターブを12等分して転調可能にした平均律が用いられている。なお、さまざまな純正調理論のなかで、日本の田中正平(しょうへい)(1862―1945)が純正調オルガンとともに発表した理論は、世界的に有名である。[川口明子]

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