紙筆(読み)シヒツ

デジタル大辞泉 「紙筆」の意味・読み・例文・類語

し‐ひつ【紙筆】

紙と筆。筆紙。「紙筆に尽くせない」

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精選版 日本国語大辞典 「紙筆」の意味・読み・例文・類語

し‐ひつ【紙筆】

  1. 〘 名詞 〙
  2. かみとふで。
    1. [初出の実例]「入夏満旬、過藤郎中亭、聊命紙筆」(出典菅家文草(900頃)一)
    2. [その他の文献]〔後漢書‐列女伝・菫祀妻〕
  3. 文章のこと。また、学問のこと。筆紙(ひっし)
    1. [初出の実例]「雖注進紙筆不遑」(出典:高野山文書‐(年月日未詳)(鎌倉)阿氐河庄下司非法停止陳状)
    2. 「目に見て附ると、心に量て附ると、自門・他門のさかひ、帋筆の上に尽がたし」(出典:俳諧・二十五箇条(1736))
    3. [その他の文献]〔陶潜‐責子詩〕

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普及版 字通 「紙筆」の読み・字形・画数・意味

【紙筆】しひつ

紙と筆。筆墨の具。〔世説新語雅量〕裴叔則(楷)收せらる。氣變ること無く、擧止自たり。紙筆を求めて書を作る。書り、救はんとする多し。乃ちるることを得たり。

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