紫気(読み)シキ

デジタル大辞泉 「紫気」の意味・読み・例文・類語

し‐き【紫気】

紫色雲気
「相摸灘上の―いよいよ勢猛く騰上して」〈蘆花自然と人生

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精選版 日本国語大辞典 「紫気」の意味・読み・例文・類語

し‐き【紫気】

  1. 〘 名詞 〙 紫色の雲気。大気などが、紫色に見えるもの。
    1. [初出の実例]「祇時時東郷以望常山之紫気、耿耿于夢寐間耳」(出典:徂徠集(1735‐40)二八・復安澹泊)
    2. 「口より一条の紫気(シキ)を吐いて」(出典:宝の山(1891)〈川上眉山〉五)
    3. [その他の文献]〔晉書‐張華〕

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普及版 字通 「紫気」の読み・字形・画数・意味

【紫気】しき

紫の雲気。〔晋書張華伝〕斗牛に、常に紫氣り。~因りて樓に登りて仰ぎる。(雷)煥曰く、僕之れを察すること久しと。~曰く、是れ何のぞと。煥曰く、寶劍の、上(かみ)天に徹(とほ)れるのみと。~煥、縣に至り、~一石函を得たり。~中に雙劍り。

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