終教(読み)しゅうきょう

精選版 日本国語大辞典 「終教」の意味・読み・例文・類語

しゅう‐きょう‥ケウ【終教】

  1. 〘 名詞 〙 仏語華厳宗で説く五教十宗教判である五教中の第三。実教ともいい、楞伽経(りょうがきょう)や起信論の説く教えで、真如縁起の理を説いて一切のものが皆成仏できると教える。
    1. [初出の実例]「所謂小乗教始教終教頓教円教是也」(出典:選択本願念仏集(1198頃))
    2. [その他の文献]〔大蔵法数‐二七〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「終教」の意味・わかりやすい解説

終教
しゅうきょう

華厳宗で,仏教教義を5種に分類批判したもののうちの第3。大乗の教えが,一応終極的形態をとっていると判断されるものに対する呼称。大乗終教ともいい,『楞伽経』や『起信論』の教えをさす。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

《「晋書」杜預伝から》竹が最初の一節を割るとあとは一気に割れるように、勢いが激しくてとどめがたいこと。「破竹の勢いで連戦連勝する」[類語]強い・強力・強大・無敵・最強・力強い・勝負強い・屈強・強豪・強...

破竹の勢いの用語解説を読む