法令の制定改廃に際し、従来の法律状態から新しい法律状態へ円滑に移行されるのに必要な経過措置を定めた規定。たとえば、日本国憲法施行後、参議院が成立するまでの間、衆議院に国会としての権限を与え(憲法101条)、最初の参議院議員のうち、その半数の任期を3年とし(憲法102条)、憲法施行の際在職していた公務員は憲法施行により当然にはその地位を失うことはない(憲法103条)とした。このほか、新法施行前の行為に対する罰則の適用についてはなお旧法の例によるとか、旧法に基づく許認可は新法によってなされたものとみなすとか、一定期間は旧法が効力を有するとか、義務を加重する場合一定期間は新法を適用しないとかするのがその例である。通常、新法の最後の附則、補則に規定される。
[阿部泰隆]
…民事法の領域では戦後民法の家族法の全面改正の際に,付則により,原則として新しい規定を遡及適用するとされたことがある(1947年,付則4条)。このような規定を経過規定という。【桂木 隆夫】。…
※「経過規定」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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