絹垣(読み)キヌガキ

デジタル大辞泉 「絹垣」の意味・読み・例文・類語

きぬ‐がき【絹垣】

絹のとばり神祭りなどの際、垣のように張りめぐらして囲うもの。
きんがい(絹垣)

きん‐がい【垣/錦蓋】

伊勢神宮遷宮のとき、御神体をおおう絹の布。

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精選版 日本国語大辞典 「絹垣」の意味・読み・例文・類語

きぬ‐がき【絹垣】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 絹のとばり。神祭などの時に、垣のようにめぐらして囲うもの。あやがき。
    1. [初出の実例]「亦其の山の上に、絁垣(きぬがき)を張り帷幕を立てて」(出典古事記(712)中)
  3. きんがい(絹垣)
    1. [初出の実例]「人垣立て、衣垣曳て」(出典:皇太神宮儀式帳(804))

きん‐がい【絹垣・錦蓋】

  1. 〘 名詞 〙 伊勢神宮の遷宮のとき、神体上面側面をおおって行く絹布。きぬがき。
    1. [初出の実例]「錦蓋混同林脆色、金縄映徹菊残粧」(出典:本朝無題詩(1162‐64頃)一・行幸平等院〈藤原実綱〉)

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