緑バン(礬)(読み)りょくばん

百科事典マイペディア 「緑バン(礬)」の意味・わかりやすい解説

緑バン(礬)【りょくばん】

組成がFeSO4・7H2Oの鉱物単斜晶系,淡緑色でガラス光沢をもつ結晶インキ原料となる。組成がMSO4・7H2Oで表される鉱物の一群を緑バン族といい,M(金属)の相違により,銅緑バン(Fe,Cu),キロバイト(Fe,Mg),硫酸銅鉱(Cu),赤バン(Co),マンバン(Mn),亜鉛緑バン(Zn,Cu)などの種類がある。これらは硬度2,比重約1.9,互いに固溶体をつくり,水に溶ける。乾燥地帯で鉄,銅,コバルト鉱物などの変質による二次鉱物として産出

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android