緒方昇(読み)オガタ ノボル

20世紀日本人名事典 「緒方昇」の解説

緒方 昇
オガタ ノボル

昭和期の詩人 元・毎日グラフ編集長。



生年
明治40(1907)年10月3日

没年
昭和60(1985)年11月19日

出生地
熊本県熊本市

別名
釣号=魚仏居士

学歴〔年〕
早大専門部政経科卒

主な受賞名〔年〕
読売文学賞〔昭和45年〕「魚仏詩集

経歴
昭和16年毎日新聞新京支局長、台北支局長、東京本社校閲部長、同写真部長、毎日グラフ編集長を歴任。在勤時代から「日本未来派」の詩人としても活躍。又魚仏居士の釣号をもつ釣りの大家で、釣りだけをうたう詩を書き続けた。著書に「天下」「折れた竿」「支那探訪」「支那裸像」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「緒方昇」の意味・わかりやすい解説

緒方昇
おがたのぼる
(1907―1985)

詩人。熊本生まれ。早稲田(わせだ)大学政経学部卒業。『歴程』に参加し、1947年(昭和22)高見順らと『日本未来派』を創刊。詩集に『天下(テンシヤー)』(1956)、『日子(リーズ)』(1962)、『魚仏詩集』(1970。読売文学賞受賞)、『八海山』(1973)などがあり、大陸的なスケールの大きな詩風である。長い間毎日新聞に勤務し、『支那(しな)探訪』『支那裸像』(1941)なども著す。ほかに『魚との対話』(1967)、『つりの道』(1976)など釣り人としてのエッセイも多い。

[高橋世織]

『『魚仏詩集』(1970・明啓社)』『『つりの道』(1976・二見書房)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「緒方昇」の解説

緒方昇 おがた-のぼる

1907-1985 昭和時代の詩人。
明治40年10月3日生まれ。毎日新聞社にはいり,東京本社校閲部長や写真部長,「毎日グラフ」編集長をつとめる。「日本未来派」の創刊同人。釣りの詩人として知られ,昭和46年読売文学賞の「魚仏詩集」のほか,随筆に「魚との対話」「つりの道」,詩集に「天下(テンシヤー)」「八海山」など。昭和60年11月19日死去。78歳。熊本県出身。早大卒。号は魚仏。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「緒方昇」の解説

緒方 昇 (おがた のぼる)

生年月日:1907年10月3日
昭和時代の詩人。毎日グラフ編集長
1985年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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