精選版 日本国語大辞典 「編戸」の意味・読み・例文・類語 へん‐こ【編戸】 〘 名詞 〙 奈良・平安時代、戸主と戸口で戸を編成し、戸籍に編入されること。公民として登録されること。[初出の実例]「陸奥蝦夷等請下賜二君姓一同中於編戸上、許レ之」(出典:続日本紀‐和銅三年(710)四月辛丑) あみ‐ど【編戸】 〘 名詞 〙 竹や葦(あし)、また、薄い木の板などを編んで作った戸。[初出の実例]「夏来れば幾夜水雞(くひな)にはかられて竹のあみ戸をあけて問ふらん」(出典:散木奇歌集(1128頃)夏) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「編戸」の読み・字形・画数・意味 【編戸】へんこ 戸籍に録入する。庶民。〔史記、貨殖伝〕夫(そ)れ千乘の王、家の侯、百室の君すら、ほほを患(うれ)ふ。而るを況(いは)んや、匹夫の民をや。字通「編」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報