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縛り網 シバリアミ

デジタル大辞泉の解説

しばり‐あみ【縛り網】

巻き網の一。両側に付けた袖網(そであみ)で魚群を中央の袋網に追い込んで捕る漁法瀬戸内海のタイ漁のときなどに使用。

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大辞林 第三版の解説

しばりあみ【縛り網】

巻き網の一。網の両翼を袖状に交差させて魚を包囲し、中央の袋網に追い込んで漁獲する。瀬戸内海で鯛網たいあみとして使用。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

縛り網
しばりあみ

漁具の一種。巻網類に属し、胴網と袖(そで)網とからなる。胴網は箕(み)状で、奥部は縮結を多く入れて袋を形づくる。袖網は荒手(あらて)網で、数百メートルを超える。タイ、サワラなどを対象としたが、現在では瀬戸内海のタイ縛り網だけがわずかに残っている。タイ縛り網は、3~5月に外海から瀬戸内海へ乗り込んでくる産卵期のタイを対象としたものである。操業は早朝ないしは昼間で、潮流の緩む満潮時がよい。漁法は、まず2艘(そう)の桂船(かつらぶね)とよばれる魚群を追い込む役目をする船が、桂縄(振縄(ぶりなわ))を潮上から潮下へ向けて引き回してタイを駆り集める。次に潮下に待機していた2艘の網船が魚群を袖網で巻き、袖先を交差して魚群が脱出しないようにする。投縄(とうもう)が終わると網船は海底に錨(いかり)を打ち、船を固定して揚網を開始する。そして、しだいに網の囲みを縮めていき、胴網の袋状の魚捕部に魚群を追い込んで漁獲する。なお、桂縄(葛縄)とは、数百メートルの綱に多くの振板(ぶりいた)を張り立てて、魚群を威嚇して駆集する駆具(くぐ)である。[笹川康雄・三浦汀介]

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