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繊毛(線毛) せんもうcilium

翻訳|cilium

世界大百科事典 第2版の解説

せんもう【繊毛(線毛) cilium】

原生動物の繊毛虫類や,後生動物の繊毛上皮など,真核細胞の表面に生えている運動性の細胞器官である。複数形はcilia。これに似たものに真核細胞の鞭毛があるが,繊毛の方が細胞1個当りの数が多く,長さが短いのが普通である。また両者の運動の様式も異なっている。しかし基本的な構造にはほとんど差がなく,じじつ鞭毛も疲労してくると繊毛のような運動を示すようになる。またウニ胚の繊毛などは細胞1個当り1本で長さも100μmをこえるが,その運動様式は典型的な繊毛の運動である。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

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