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義州(読み)ぎしゅう

百科事典マイペディアの解説

義州【ぎしゅう】

朝鮮民主主義人民共和国,平安北道西部,新義州から18km上流にある鴨緑江左岸の古い町。天然の要害で,古来中国との間の国境守備の関門として,平安北道の中心をなした。しかしソウルと結ぶ京義線が新義州を通るようになってから衰退し,1923年には道庁も新義州に移った。付近から金,ニッケルを産する。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

義州
ぎしゅう / ウィチュ

北朝鮮、平安北道(へいあんほくどう/ピョンアンプクド)西部の義州郡にある邑(ゆう)(町)。郡の所在地。新義州から18キロメートル上流の鴨緑江(おうりょくこう)左岸にある。高麗(こうらい)時代は関防や牧鎮を置き、李朝(りちょう)時代は府を置いた平安道の国境地帯の中心地であった。邑の北側は中国の九連城や五竜山を望み、周囲は丘陵で囲まれた天然の要塞(ようさい)地で、対中国の国際関門であった。京義線の開通と、道所在地の新義州への移転(1924)のため、発展の道がとだえた。[魚 塘]

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世界大百科事典内の義州の言及

【新義州】より

…また平安北道の道都として,西北朝鮮の政治・経済の中心地をなす。李朝時代までは,新義州から鴨緑江の上流19kmの距離にある義州に国境防備の要地として軍営が設置され,また中国との間に国境貿易が行われ,湾商とよばれる義州商人が活躍するなど,義州がこの地域の中心地であった。1906年,日露戦争を契機に京義鉄道がソウルから新義州まで開通し,また対岸の安東市とを結ぶ鴨緑江鉄橋(944m)が1911年に完成すると,経済はもちろん行政の中心も新義州に移り,義州は山間の小都市に後退した。…

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