羽生氏熟(読み)ハニュウ ウジナリ

20世紀日本人名事典 「羽生氏熟」の解説

羽生 氏熟
ハニュウ ウジナリ

明治期の殖産家,政治家 秋田市長。



生年
嘉永2年3月15日(1849年)

没年
昭和7(1932)年1月9日

出生地
出羽国久保田(秋田県秋田市)

経歴
久保田藩右筆を務める。維新後、太政大臣士族授産を建議し、容れられて明治12年に秋成社を設立。以後、帰農した130人の士族とともに秋田県大張野開拓従事養蚕・機業の奨励を行い、養蚕所や農学校を開設。さらに同県将軍野の開拓も行った。28年には第2代秋田市長に就任。35年同社解散の後は県勧業課長・第四十八銀行取締役・秋田電気取締役などを歴任し、地方の産業発展に尽力した。また、眠鶴と号し、歌人としても名高い。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「羽生氏熟」の解説

羽生氏熟 はにゅう-うじなり

1849-1932 明治時代の殖産家。
嘉永(かえい)2年3月15日生まれ。もと出羽(でわ)久保田藩(秋田県)の右筆。明治12年士族授産のための秋成社をおこす。大張野,将軍野を開墾し,農学校を開設した。28年秋田市長。昭和7年1月9日死去。84歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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