老農夜話

山川 日本史小辞典 改訂新版 「老農夜話」の解説

老農夜話
ろうのうやわ

中台芳昌が1843年(天保14)に著した農書。年間稲作古来和歌の引用と農事図によって解説されている。なかでも水稲作における種籾(たねもみ)の選択の重要性を指摘し,早稲(わせ)14種,中稲(なかて)30種,晩稲(おくて)13種,糯米(もちごめ)23種の特性がのべられ,浸種・田植草取り稲刈などの農作業が克明に描かれている。

出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android