耨耕(読み)じょっこう(その他表記)hackbau

精選版 日本国語大辞典 「耨耕」の意味・読み・例文・類語

じょっ‐こうジョクカウ【耨耕】

  1. 〘 名詞 〙 手鍬(たぐわ)だけで耕作すること。〔荀子‐儒效〕

じょく‐こう‥カウ【耨耕】

  1. 〘 名詞 〙じょっこう(耨耕)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 項目

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「耨耕」の意味・わかりやすい解説

耨耕
どうこう
hackbau

掘棒などを人力で操作する最も原始的な耕作法。経済史学家の E.ハーンは技術史的な面から農耕技術史を耨耕と犂耕 (りこう) とに分類した。タロイモ,ヤムイモ,キャッサバなどを耕作する根茎栽培民には掘棒がよくみられ,穀物栽培民には鍬による耕作がみられる。低度のものでは移動式焼畑農耕を行い,高度になると耕地の休閑,交代や灌漑さえみられる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android