聖意(読み)セイイ

精選版 日本国語大辞典 「聖意」の意味・読み・例文・類語

せい‐い【聖意】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 聖人の考え。知徳のすぐれた立派な人の意思
    1. [初出の実例]「是れ聖意に非ず」(出典:雑談集(1305)一)
    2. 「しづかなるときは書を紐とひて、聖意賢才の精神をさぐり」(出典:俳諧・本朝文選(1706)六・銘類・机銘〈芭蕉〉)
    3. [その他の文献]〔論衡‐程材〕
  3. 天子のおぼしめし。聖慮
    1. [初出の実例]「疑是雨師知聖意、甘滋芳潤灑羈情」(出典文華秀麗集(818)上・春日対雨、探得情字〈王孝廉〉)
    2. [その他の文献]〔史記‐始皇本紀〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「聖意」の読み・字形・画数・意味

【聖意】せいい

天子の心。漢・劉〔書を移して太常博士を譲(せ)む〕(も)し必ず己を專らにし、殘を守り同門に黨し、眞を妬(ねた)み、詔にを失し、以ての議に陷るは、甚だ二三君子の爲に取らざるなり。

字通「聖」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android