聞及ぶ(読み)キキオヨブ

デジタル大辞泉 「聞及ぶ」の意味・読み・例文・類語

きき‐およ・ぶ【聞(き)及ぶ】

[動バ五(四)]人づてに聞いて知っている。前々から聞いている。「ご高名はかねがね―・んでおります」
[類語]伝え聞く漏れ聞く・漏れ承る・聞き継ぐ聞き込む聞き知る聞き付ける聞き齧る・耳に達する・聞き伝える人づてに聞く伝聞仄聞又聞き

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精選版 日本国語大辞典 「聞及ぶ」の意味・読み・例文・類語

きき‐およ・ぶ【聞及】

  1. 〘 他動詞 バ五(四) 〙 人づてに聞き知る。うわさで聞き知る。伝え聞く。伝聞する。
    1. [初出の実例]「むかしかしこき天ぢくのひじり此の国にもてわたりて侍りける、にしの山寺にありと聞及て」(出典:竹取物語(9C末‐10C初))
    2. 「これは聞き及びたる所にて候」(出典:謡曲・求塚(1384頃))

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