聞込む(読み)キキコム

デジタル大辞泉 「聞込む」の意味・読み・例文・類語

きき‐こ・む【聞(き)込む】

[動マ五(四)]
聞いて知る。情報などを聞き出す。「どこで―・んだか油断がならない」
繰り返し十分に聞く。
講釈ときちゃあ年のゆかねえ時分から―・んで」〈魯文西洋道中膝栗毛
[類語]聞き及ぶ伝え聞く漏れ聞く聞き継ぐ打診聞き出す腹を探る・漏れ承る・聞き知る聞き付ける聞き齧る・耳に達する・聞き伝える人づてに聞く伝聞仄聞又聞き

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「聞込む」の意味・読み・例文・類語

きき‐こ・む【聞込】

  1. 〘 他動詞 マ行五(四) 〙
  2. 聞いて知る。情報などを他から聞き出す。
    1. [初出の実例]「神戸なる某商館の立者とは兼ねて窃かに聞き込(こ)み居たれど」(出典:おとづれ(1897)〈国木田独歩〉下)
  3. 繰り返し十分に聞く。
    1. [初出の実例]「はばかりながら講釈ときちゃア年のゆかねへ時分から聴込(キキコ)ンで」(出典:西洋道中膝栗毛(1870‐76)〈仮名垣魯文〉六)

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