



(望)の初文が、挺立する人の側身形の上に、大きな目をしるすのと、同じ構造法である。その望み、聞くものは、神の啓示するところを求める意である。また卜文の聞字に、口のあたりに手を近づけている形のものがあり、これは「以聞(いぶん)(天子に奏上すること)」をいう形であろう。のち昏(こん)声の字となる。〔説文〕十二上に門声の字を正字、昏・
に従う字を重文とし、「聲を知るなり」(小徐本)と聞知の意とする。聽(聴)・
(聖)の初形は、卜文の聞の初形に、祝詞の器の形である
(さい)を加えたもので、みな神の声を聞く意である。周初の金文の〔大盂鼎〕に「我聞くに、殷の、命(天命)を
せるは」の聞を
の形に作る。その昏は、金文の婚・勳(勲)・
(こん)の従うところと同じく
(爵)の形を含む。神意を聞くときに、そのような儀礼があったのかもしれない。
はその形を存するものであろう。聞は戦国期に至ってみえる後起の字である。門は声符であるが、闇・問が
門において「神の音ずれ(訪れ)」を聞く意であることからいえば、
門において神の声を聞く意を以て、門に従うものであるかもしれない。
聞・風聞・無聞・名聞・余聞・流聞・令聞出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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