1921年(大正10)制定の職業紹介法にもとづき作られた公的職業紹介機関。紹介は無料で,事務経費はおもに市町村が負担。法制定前にも若干の同種の機関があったが,民営の紹介機関の弊害の除去と第1次大戦後の大量失業が法制定の動機となった。38年(昭和13)の改正で「労務ノ適正ナル配置ヲ図ル」ため国営とされ,戦時の労務統制実施のための機関へと変質した。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報
中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...