(読み)ロク

デジタル大辞泉 「肋」の意味・読み・例文・類語

ろく【肋】[漢字項目]

人名用漢字] [音]ロク(呉)(漢) [訓]あばら
あばら骨。「肋骨肋木肋膜鶏肋

ばら【×肋】

肋肉ばらにく」の略。「牛」「豚

あばら【×肋】

肋骨あばらぼね」の略。

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精選版 日本国語大辞典 「肋」の意味・読み・例文・類語

あばら【肋】

  1. 〘 名詞 〙あばらぼね(肋骨)」の略。
    1. [初出の実例]「油断太郎が弓ン手のあばら突込(つっこむ)刀に」(出典浄瑠璃菅原伝授手習鑑(1746)二)

ばら【肋】

  1. 〘 名詞 〙ばらにく(肋肉)」の略。

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普及版 字通 「肋」の読み・字形・画数・意味


人名用漢字 6画

[字音] ロク・キン
[字訓] あばら

[説文解字]

[字形] 形声
声符は力(りよく)。力は耒(すき)の象形。肋骨は耒の先端の二股に分かれた形に似ている。〔説文四下に「脅骨(けふこつ)なり」とあり、肋骨をいう。肋骨の多いところを脅という。

[訓義]
1. あばら、あばらぼね。
2. 筋(きん)と通じ、キンの音でよむ。

[古辞書の訓]
名義抄〕肋 カタハラホネ 〔字鏡集〕肋 ホネ・ソジシ・ホソシ・ワキノホネ・カタハラホネ・タスケホネ

[熟語]
肋骨肋肢肋条・肋木
[下接語]
肋・再肋・山肋

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