肋木(読み)ロクボク

デジタル大辞泉 「肋木」の意味・読み・例文・類語

ろく‐ぼく【×肋木】

柱の間に多数の丸い横木を通した体操の固定用具。懸垂足掛けなどをする。

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精選版 日本国語大辞典 「肋木」の意味・読み・例文・類語

ろく‐ぼく【肋木】

  1. 〘 名詞 〙 体操用具の一つ。数本の縦木多くの横木を肋骨状に取り付け固定したもの。横木につかまって懸垂・手掛・足掛などの運動をする。
    1. [初出の実例]「中学校、師範学校等に於ける施設〈略〉(一)棍棒(二)平均台〈略〉(八)跳下台(九)肋木」(出典:風俗画報‐三三八号(1906)遊芸門)

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百科事典マイペディア 「肋木」の意味・わかりやすい解説

肋木【ろくぼく】

スウェーデン体操の代表的器械。2.5m程度の高さの2本の柱の間に10数本の横木を平行に固定したもの。懸垂運動による姿勢矯正などに使用体育館壁面に固定されたものが一般的であるが,日本では運動場に固定されていたり,あるいは移動式のものも作られている。その利用法も,一種遊具と考えられる傾向が強い。
→関連項目器械体操体操

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「肋木」の意味・わかりやすい解説

肋木
ろくぼく

スウェーデン体操の代表的器具の一つで梯子(はしご)状の体操器具。高さ約2.5~2.8メートルの支柱の間に十数本の丸い横木を、およそ12センチメートル間隔に平行に固定したものである。主として伸展運動に使用されたが、最近では懸垂運動、柔軟運動、補強運動など補助運動の器械としても利用される。ヨーロッパでは体育館の常備器械として広く利用されている。日本でも学校体育館の壁面に取り付けられ、体育の授業やクラブ活動の補助運動に活用される。

[上迫忠夫]

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普及版 字通 「肋木」の読み・字形・画数・意味

【肋木】ろくぼく

運動具の名。

字通「肋」の項目を見る

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