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胃生検 イセイケン

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デジタル大辞泉の解説

い‐せいけん〔ヰ‐〕【胃生検】

生体の胃粘膜の小片を採取し、顕微鏡で組織の状態を調べる検査法。

出典|小学館
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

胃生検
いせいけん

胃粘膜を生検することで、生検(バイオプシー)とは、生きた組織の一部を切り取って病理組織学的に診断することをいう。たいへん正確な診断方法である。胃生検は、かつて盲目的吸引生検法と胃鏡直視下生検法が行われていたが、最近はもっぱらファイバースコープによる直視下胃生検法が行われている。この方法は、1964年(昭和39)に日本で初めて完成し、今日では全世界で行われている。この特徴は、胃内のどこからでも生検できること、生検材料の採取個数に制限がないこと、得られる標本が病理組織診断に堪えること、生検による痛みとか、出血や穿孔(せんこう)のような合併症がないことである。この方法は、まず胃を観察するファイバースコープを挿入し、生検する場所を確実にとらえて確認しながらファイバースコープの生検鉗子(かんし)チャンネルから生検鉗子を入れ、胃粘膜を確実につまみ取る。採取される組織片は直径2ミリメートル程度なので、もっと大きい組織片を採取する場合は、ファイバースコープによる直視下吸引生検法や、スネア鉗子で切除するストリップバイオプシーが行われている。
 胃生検は、胃潰瘍(かいよう)の良性・悪性の鑑別になくてはならない診断法であり、X線検査および内視鏡検査のような肉眼レベルの形態学的な診断法によっては診断が決定しにくいときに偉力を発揮する。今日、早期胃癌(いがん)の診断が容易になったのも、胃生検の進歩に負うところが大きい。胃癌のような限局した病変ばかりでなく、慢性胃炎のようなびまん性の病変の診断にも不可欠である。[竹本忠良]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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世界大百科事典内の胃生検の言及

【胃癌】より

…胃粘膜の色のわずかな変化や,こまかな凹凸まで診断ができ,早期胃癌の診断には欠かすことができない。胃癌を最終的に診断するためには胃生検が必要である。これは,胃の疑わしい部分から小さな組織片を切り取り,顕微鏡を用いて癌か癌でないかを判定する検査である。…

※「胃生検」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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