細胞膜の基本構造で,厚さは約7.5 nm(75 Å).2層のリン脂質がそれぞれの疎水性部分を内側に向けて相互作用すると,水と接する表面はいずれも親水性となり,理想的な生体膜ができる.このような2層膜は,疎水性相互作用によりきわめて安定であり,かつ障壁機能も果たす.したがって,細胞膜を介する物質輸送には,イオンチャネルやトランスポーターなどの膜タンパク質の助けが必要である.電子伝達系(光合成)中の図
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...