脹満(読み)ちょうまん

精選版 日本国語大辞典 「脹満」の意味・読み・例文・類語

ちょう‐まんチャウ‥【脹満】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 腹がはること。腹腔内部液体ガスなどがたまり、腹のふくれる病気腹水鼓腸
    1. [初出の実例]「后露臥庭中、苦腹脹満、頃之腹潰、気昇属天、即便成日」(出典:日本三代実録‐陽成即位前紀(866頃))
    2. [その他の文献]〔梅堯臣‐雍丘遇雨詩〕
  3. 妊娠して腹が大きいこと。
    1. [初出の実例]「初声あげる後家の脹満」(出典:雑俳・一夜泊(1743))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「脹満」の読み・字形・画数・意味

【脹満】ちよう(ちやう)まん

腹がふくれて一杯になる。宋・梅尭臣〔雍丘に雨に遇ふ〕詩 水を飮むも、徒(いたづ)らに脹滿するのみ 喉(かつこう)、殊に未だ(のぞ)かず 搖篷(えうほう)、已に煩(はんけん) 汗額、常に乾かず

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