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腰巻お仙義理人情いろはにほへと篇

デジタル大辞泉プラス の解説

腰巻お仙/義理人情いろはにほへと篇

日本の演劇作品。作:唐十郎。1967年8月、劇団状況劇場が東京・新宿の花園神社境内に紅色テントを設置して初演。後に「紅テント」と通称されるようになる同劇団の転機となった作品。上演開始時には神社側から題名の“腰巻”が扇情的であるとの苦情を受けて、「月笛お仙」と改題していた。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

世界大百科事典(旧版)内の腰巻お仙義理人情いろはにほへと篇の言及

【前衛劇】より

…以下にその動きのいくつかを概観してみることとしよう。 まず,唐十郎(1940‐ )の〈状況劇場〉は63年に結成されていたが,その活動が決定的に注目されたのは,67年夏の東京新宿の花園神社境内における紅(あか)テント公演《腰巻お仙義理人情いろはにほへと篇》であった。唐の芝居は,当初ジャーナリズムにおける社会的な〈事件〉としての扱いの方が先行する気味があったが,以降,《少女仮面》(1969,早稲田小劇場初演),《吸血姫》(1971),そしてのちの《下谷万年町(したやまんねんちよう)物語》(1981)にいたるまで,数多くの好戯曲を執筆し,また〈状況劇場〉の演出家兼中心俳優として活発な活動を行ってきた。…

※「腰巻お仙義理人情いろはにほへと篇」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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