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腱反射 ケンハンシャ

百科事典マイペディアの解説

腱反射【けんはんしゃ】

筋の腱をたたくと,筋紡錘や腱紡錘が刺激され,反射的にその筋が収縮すること。代表的なものは膝蓋(しつがい)腱反射である。腱反射は生理的には運動を円滑にし,臨床的にはその機能を検査することにより,脊髄,神経などの疾病,障害の診断に役だつ。

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大辞林 第三版の解説

けんはんしゃ【腱反射】

筋肉の腱を叩くときに筋肉が反射的に収縮する現象。反射の強さは中枢神経障害のある時に亢進し、末梢神経障害のある時に減退・消失するので、神経疾患の診断に用いられる。膝蓋腱反射・アキレス腱反射など。

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世界大百科事典内の腱反射の言及

【運動】より

…(a)伸張反射 これは筋肉とくに伸筋が一過性にまたは持続的に引き伸ばされると反射的に収縮が生ずるもので,筋肉の長さを自動的に制御し,とくに背筋や下肢伸筋の抗重力筋群によく発達していて,直立姿勢の保持に役だつと考えられる。この反射に属するものとして,膝蓋腱反射(しつがいけんはんしや)やアキレス腱反射などの腱反射がある。この場合,伸張反射を起こす刺激として,腱をたたき筋肉を伸張する方法が用いられる。…

【反射】より


[体性反射]
 反射中枢が脊髄にあるものを脊髄反射spinal reflexと総称し,これが数個の脊髄節(各脊椎骨と対応する短い分節)に限局している脊髄節反射と,多くの脊髄節にわたる脊髄節間反射とに分ける。脊髄節反射には上記の屈曲反射のほか,伸張反射stretch reflex(ある筋肉を引き伸ばすとその筋肉に収縮が起こる),腱反射tendon reflex(腱をたたいて筋肉を短時間引き伸ばすと起こる一種の伸張反射),交叉伸展反射crossed extension reflex(屈曲反射の起こる肢と反対側の肢が伸びる)などがある。脊髄節間反射として典型的なのはひっかき反射scratch reflexで,ネコやイヌの肩口などに刺激が加わると,後肢をあげて律動的にひっかく運動が起こる。…

※「腱反射」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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